ゾンビゲーム 〜生死をかけて脱出せよ!〜
「なんで誰も来ないんだ」




何度もジャンプをして監視カメラにアピールしていた文秋が疲れた顔をして近づいてきた。




「きっと、ここまで来るのに時間がかかってるんだよ。広い建物みたいだし」



「それにしてもおかしいだろ。普通、こういうのってすぐに駆けつけられる場所で待機してるだろ」




そう言われると、何も言い返せない。

試験段階のゲームだから、体勢が整っていないのかもしれないけれど、そんな状態で招待するなんてとんでもない話だ。

元にこうしてけが人が出てしまっている。

有名なゲーム会社で、あってはならないことが起きている。


「ねぇ……」




ずっと震えている春美が深刻な表情で口を開いた。
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