あなたには言えない
「美月はそれでいいの?自分の気持ちに気づいてるんでしょ?」
私が自分の気持ちに気づいていることに、美優は気づいていた。
「美優はなんでもお見通しだね。」
美優に笑いかけた。
「美月が陸玖くんを好きなことぐらい見てればわかるよ。
まあ、美月は気づかない振りをしていたから、
私も言ってこなかったけど、もう自覚してることも見ればわかるよ。」
美優はいつも鋭い。
「でも、どうもしない。このままでいい。
せっかく陸玖のお母さんやお父さんも私を家族として迎え入れてくれてるのに、
このまま家族でいるのが一番いい。」
私は自分を言い聞かせるように言った。
「そう?本当にそう思もうの?」
美優は何度も念を押してきた。
「うん。」
私はもう一度自分を言い聞かせるように強く返事した。
「美月がそう言うなら、これ以上何も言わない。でも、何かあったらいつでも言って。私は何があっても美月の見方だから。それだけは忘れないで。」私は美優の言葉に泣きそうになった。「ありがとう。美優。」私は美優に抱きついた。
私が自分の気持ちに気づいていることに、美優は気づいていた。
「美優はなんでもお見通しだね。」
美優に笑いかけた。
「美月が陸玖くんを好きなことぐらい見てればわかるよ。
まあ、美月は気づかない振りをしていたから、
私も言ってこなかったけど、もう自覚してることも見ればわかるよ。」
美優はいつも鋭い。
「でも、どうもしない。このままでいい。
せっかく陸玖のお母さんやお父さんも私を家族として迎え入れてくれてるのに、
このまま家族でいるのが一番いい。」
私は自分を言い聞かせるように言った。
「そう?本当にそう思もうの?」
美優は何度も念を押してきた。
「うん。」
私はもう一度自分を言い聞かせるように強く返事した。
「美月がそう言うなら、これ以上何も言わない。でも、何かあったらいつでも言って。私は何があっても美月の見方だから。それだけは忘れないで。」私は美優の言葉に泣きそうになった。「ありがとう。美優。」私は美優に抱きついた。