夢幻の溺愛
第七章 永

美しいバラには棘があるように、甘い砂糖菓子には、毒がある。

どこかにあって、どこにもないお屋敷の中、少女の甘美な夢は永遠に__。



「もう二度と離さない、苑」

「心の底から、君のことを愛してる、苑ちゃん」
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