ゆきもなの恋つづり。

5話甘々な囁き。

────キーンコーンカーンコーン

と学校の終わりの鐘が鳴る。

そして、みんな一斉に席を立ち去って行く。私はかばんに入っているスマホを取り出し、推しさまの薫さまを見て微笑んでいた。もちろん、親友の瑠茉には先に帰っていいよと伝えてるよ!

瑠茉に『えー!彼氏いるんでしょ?』とからかわられたけれど、私は否定して瑠茉に帰ってもらった。

私はスマホを見て、ひたすらにやけていた。

「へー、お前彼氏いんだ…」

と私の耳元で素敵な甘い男の子の声がした。
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