ゆきもなの恋つづり。

4話学校でのこと。

「望那ー!遅いよ。大丈夫?もう部活始まちゃってるからね」

と親友の瑠茉に声かけられた。私は『えへへっ』と笑顔で濁しつつ、部活へと混じって行った。


すると、男子テニス部から熱い視線を感じた。そっちに目を向けると、由貴先輩がいた。由貴先輩は1つ上の先輩だ。私は13歳。由貴先輩は14歳だった。

私は朝のことを思い出し、少しばかりかぷいっとふてくされた子供のようにつんつんしてしまった。
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