君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
「変わりたい」
「さっさいくぞ」





「でもやっ……ぱ、2人のとこ見られたらっ…」




「大丈夫だって、」




わたしの手をギュッと掴んで離さない多磨くん。





わたしなんかといたら多磨くんに迷惑がっ……!




「…、あのさぁ……俺に迷惑とか考えんなよ。俺が好きでやってんだから。」





っ……、えすぱー?



ってか……多磨くん、クラスの時となんか
雰囲気とか違うようなっ………




「言っとくけど、これ素だから」




や、う、うそぉ………?でも、こっちの方が表情が軽そう。




「……、多磨くんが素の方が楽ならそれでいいと思い………ます。」




「…………へん」「……そ……か」




「ま、クラスの時も俺自信だから別に辛くないよ。ただ今はこの方が萩野が言うこと聞くかなーみたいな。」




「そ、そんな…思いつきで………」



なんか、太陽みたいで裏なんてない人気者だと思ってたけど、違うよね……




裏がないなんて勝手に決めつけるわたしが悪いね……





「えと、わたしはほんとにちゃんと会話してくれてることだけでも嬉しいよ」




そう言って軽くわらった。












< 8 / 60 >

この作品をシェア

pagetop