異世界トリップして、猫獣人皇帝の赤ちゃんを身ごもり、新たな使命に生きることとなりました!
私がまっすぐ見つめて言うとメイドはそんな一面もあるのかと小さな声で呟いてから、目の前から消えていった。

しばらくして、国で一番優秀と言われる魔術師にも会わせてもらった。
わざわざ私のために時間を作って、南にある山まで連れて行ってくれたのだ。
紫色の植物がたくさんあって、怪しい雰囲気。本当にこんなところに来て、元の世界に戻れる方法があるのかと不安になった。
薄暗い館の中に足を踏み入れる。
中から出てきたのは陽気なおばあさんだった。
「シャネード様。こんな遠くまでありがとうございます。まあ……立派な黒髪だこと」
「セイラと申します」
どんな呪文を唱えたのか、覚えている範囲で伝えた。
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