本当は誰よりも可愛い君。~君の全てを守りたいから
「優乃ちゃん、ケーキ食べる前に伝えたいことが……」
「ん? なに?」

 カフェに行くために来た道を戻り、ピンクのトンネルの中に再び入った時、陽大くんが立ち止まった。

「あ、どうしよう。コンテストの時はあんまり緊張しなかったのに、今すごく緊張してきた……」
「どうしたの? 大丈夫?」
「優乃ちゃん、あのね、僕、実は優乃ちゃんのことが――」。




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