好き、先生。
さぁ、、、。


こちらだって何者?と問いたい。


「てかー聞いてよ!イケメンいなかった!」


「どーでもよ」


そう言う梨里奈だけど、ちゃんと毎回聞いているのはえらいなーと思う。(聞き流している人種)


「先生もなんかよく分かんない先生だし、、、」


「誰だよ、さっき先生はじゃが○りこ好きってでっかい声で言った人、、、」


「私だよ?」


茉佑の天然さには圧倒される。


もうだれも止めようがないのだ。この人の天然さには。


「明日からはうちらは自転車で学校行けるんだもんね」


「うん、月曜日からね」


あ、そうだった!と言う茉佑。


「いや―本当にうちら家遠いからね、、、歩き辛くない?」


「分かる、、、けど自転車のヘルメットがダサい」


「あー、、、」


それを言うと何も言えないのだ。この学校、センスがない。


制服も通称ゴキブリマントだ。


「てか、ここら辺うちの学校と、西城中と城南中はみんなダサくない?」


「まぁ、うちの学校の城北中はぶっちぎりでゴキブリマントだしね」
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