知人の紹介で
「あはは。いやだ、この子は大丈夫よ。好きなように生きてるんだもの。それよりもあなたは本当にいいの? ゆっくり考えなくて大丈夫? まだ若いんだから焦らなくてもねぇ」
これまた拍子抜けだが、娘の心配ではなく、圭吾のほうの心配をしていたらしい。確かに真由美は芯のある人で、自分の人生には自分で責任を持ちたいという人間だ。圭吾との結婚で生活などが変わったとしても、彼女の中核にあるものが決してぶれないことは圭吾もよくわかっている。きっと真由美の母もそんな彼女の性格をよくわかっていて、彼女の生き方を認めているからこそ、真由美の決断に否を唱えないのだろう。
圭吾は真由美ほど自分を持っている人間ではないが、それでも真由美と一緒になりたい気持ちだけは確かだ。そこが揺らぐことはない。
「大丈夫です。真由美さんのことを心から愛しているんです。本当に真由美さんと結婚したいと思っています」
「どうよ。圭吾くん、素敵でしょ? もう出会いの段階からピーンときてたんだから」
「本当に今どき珍しいくらいいい人ねぇ。二人が納得しているのならいいわ。お父さんももう『おめでとう』って言っちゃったし。それで、どんな素敵な出会いだったの?」
「それがさ、圭吾くんが入社する半年くらい前にね、圭吾くんがナンパ――」
「ちょっ、ちょっと真由美さん!?」
真由美が馬鹿正直に馴れ初めを語ろうとするものだから、圭吾は慌てて真由美の言葉を制止した。圭吾としてはやましいことはないのだが、それでも真由美の両親に正直に話すのは少し憚られるような出会い方だったのだ。
これまた拍子抜けだが、娘の心配ではなく、圭吾のほうの心配をしていたらしい。確かに真由美は芯のある人で、自分の人生には自分で責任を持ちたいという人間だ。圭吾との結婚で生活などが変わったとしても、彼女の中核にあるものが決してぶれないことは圭吾もよくわかっている。きっと真由美の母もそんな彼女の性格をよくわかっていて、彼女の生き方を認めているからこそ、真由美の決断に否を唱えないのだろう。
圭吾は真由美ほど自分を持っている人間ではないが、それでも真由美と一緒になりたい気持ちだけは確かだ。そこが揺らぐことはない。
「大丈夫です。真由美さんのことを心から愛しているんです。本当に真由美さんと結婚したいと思っています」
「どうよ。圭吾くん、素敵でしょ? もう出会いの段階からピーンときてたんだから」
「本当に今どき珍しいくらいいい人ねぇ。二人が納得しているのならいいわ。お父さんももう『おめでとう』って言っちゃったし。それで、どんな素敵な出会いだったの?」
「それがさ、圭吾くんが入社する半年くらい前にね、圭吾くんがナンパ――」
「ちょっ、ちょっと真由美さん!?」
真由美が馬鹿正直に馴れ初めを語ろうとするものだから、圭吾は慌てて真由美の言葉を制止した。圭吾としてはやましいことはないのだが、それでも真由美の両親に正直に話すのは少し憚られるような出会い方だったのだ。