授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「そうなんだ。じゃあ、またサンドイッチの美味しそうなお店探しておくね」

「本当ですか? 嬉しいです」


 昼休みに一緒に過ごすと言っても、彼は社長さんなのですぐに帰ってしまうのだけど会えるだけ幸せだよね。


「……じゃあ、俺は行くね。また連絡する」

「はい」


 私がそう言うと彼は駐車場へと歩き出した後ろ姿を見送りながら、残りのたまごサンドを食べて仕事に戻った。

 仕事に戻るとまた椿谷さんに文句やら言われたけれど、最近は心の余裕も出来たのか落ち込むことも無い。


  



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