両片想い政略結婚~執着愛を秘めた御曹司は初恋令嬢を手放さない~
相変わらず自由な悠希にそう言われ、「え。だめ!」と反射的に拒否してしまった。
だって今日は翔真さんに抱いてもらう約束をしていた。月に一度だけの貴重な日だ。
悠希が泊っている間はさすがにそんなことはできないから、きっと翔真さんは来月にしようと言うだろう。
そんなのいやだと思い咄嗟に首を振った私に、悠希は「どうして?」と不満そうにたずねた。
「今日の夜は予定があるから……っ」
「予定って? 兄貴とどっかに出かけんの?」
「そ、そういうわけじゃないけど」
翔真さんに抱かれる約束をしているから、なんて言えるわけもなく視線をさまよわせながら言い訳を考える。
「ええと、部屋がないからリビングのソファで寝てもらうことになるし……」
「ここ、3LDKなのにゲストルームないんだ」
廊下に並んだドアの数で、だいたいの間取りがわかったんだろう。不思議そうな顔でこちらを見る悠希に説明をする。
「ひと部屋が翔真さんの書斎で、あとはそれぞれの寝室として使ってるの」
「新婚なのに別の部屋で寝てんの?」
「うん。翔真さんは仕事を家に持ち帰って遅くまで起きてたりするし、一緒の部屋で眠って私を起こすのは申し訳ないからって」
だって今日は翔真さんに抱いてもらう約束をしていた。月に一度だけの貴重な日だ。
悠希が泊っている間はさすがにそんなことはできないから、きっと翔真さんは来月にしようと言うだろう。
そんなのいやだと思い咄嗟に首を振った私に、悠希は「どうして?」と不満そうにたずねた。
「今日の夜は予定があるから……っ」
「予定って? 兄貴とどっかに出かけんの?」
「そ、そういうわけじゃないけど」
翔真さんに抱かれる約束をしているから、なんて言えるわけもなく視線をさまよわせながら言い訳を考える。
「ええと、部屋がないからリビングのソファで寝てもらうことになるし……」
「ここ、3LDKなのにゲストルームないんだ」
廊下に並んだドアの数で、だいたいの間取りがわかったんだろう。不思議そうな顔でこちらを見る悠希に説明をする。
「ひと部屋が翔真さんの書斎で、あとはそれぞれの寝室として使ってるの」
「新婚なのに別の部屋で寝てんの?」
「うん。翔真さんは仕事を家に持ち帰って遅くまで起きてたりするし、一緒の部屋で眠って私を起こすのは申し訳ないからって」