乳房星(たらちねぼし)−1・0

【愛してる】

(ゴーッ…)

時は、午後3時頃であった。

A班のメンバーたちが乗っている専用機がソウルインチョン国際空港に到着した。

A班のメンバーたちは、専用機から降りたあとターミナルビル内にあるトランジットホテルへ向かった。

フロントで宿泊のてつづきを取ったあと各部屋に移動した。

その一方であった。

サーシャさんの四女さんがプロデュースした高級韓流コスメセットは、午前11時のオンエアの時にソールドアウト(完売)した。

マァマとリリアンとイサベルさんとオリビアさんとサーシャさんの四女さんとゆなさんとドリスさんは、オンエアが終了したあとトランジットホテルに帰宅した。

ところ変わって、トランジットホテルの中にあるキッチンつきの豪華スイートルームにて…

スイートルームの洋間にマァマとリリアンとイサベルさんとオリビアさんとサーシャさんの四女さんとゆなさんとドリスさんがいた。

(ピンポーン〜)

部屋の呼び鈴が鳴ったので、部屋にいた子守女《こもりめ》さんが応対に出た。

その後、私とイナ姐《ねえ》はんが部屋に入った。

「ただいま〜」
「ただいま〜」

マァマは、やさしい声で私とイナ姐《ねえ》はんに言うた。

「ああ、お姐《ねえ》ちゃん、よーくん、おかえりなさい〜」
「ジナ、今帰ったよ…プレゼンテーションは?」
「11時の回でソールドアウト(完売)よ。」
「ああ、全部売れたのね。」

マァマは、やさしい声でリリアンに呼びかけた。

「リリアンちゃ〜ん、よーくん帰って来たよ〜」
「リリアン〜、おいで〜」

私は、両手を広げてリリアンを呼んだ。

リリアンは、私の胸にガバっと抱きついた。

「ヨシタカ…会いたかったわ…ヨシタカ…」
「リリアン…帰って来たよ〜」
「ヨシタカ…ヨシタカ…」

私とリリアンは、抱き合った状態でキスをした。

マァマとイサベルさんとオリビアさんとサーシャさんの四女さんとゆなさんとドリスさんは、冷静にふたりを見守っていた。

イナ姐《ねえ》はんは、ソワソワしていた。

このあと、私とリリアンはおうちデートを楽しんだ。

明日以降も予定でがたくさんある…

今のうちに、たくさん恋を楽しもう…
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