乳房星(たらちねぼし)−1・0

【生きてる生きてく】

時は、午後1時頃であった。

またところ変わって、今治新都市《しんとし》のイオンモールにあるスタバにて…

A班のメンバーたちとビーマックの海事部の担当者さまたちは、ランチ休みに入った時であった。

A班のメンバーたちとビーマックの海事部の担当者さまたちが座っている席に黒のメイド服姿の女性パートナーさんたち3人がワゴンを持って席にやって来た。

黒のメイド服姿の女性パートナーさんたち3人は、コーヒーをいれる準備とうすい緑色のアラジンのトースターでスクランブルエッグイングリッシュマフィンとソーセージとポテトのカリカリトーストサンドを温める作業を行っていた。

この時、ゆりさんとゆかさんとゆいさんの3人が帰って来た。

「みなさま、ただいま帰りました〜」

陽子さんは『お帰りなさいませ〜』と声をかけた。

ゆりさんとゆかさんとゆいさんは、陽子さんと美澄さんとミンジュンさんに預けていたお医者さんカバンを受け取った。

「おおきに。」

この時、大番頭《おおばんと》はんがゆりさんたち3人に声をかけた。

「ゆり、ゆか、ゆい。」
「おとーちゃん。」
「ゆきの様子はどないやった?」
「かんばしくないわよ…ゆきは、病院から出された食事を食べなくなったなど…身体《からだ》がやせたみたいよ。」
「もう、そななところまで悪くなったのか…先週の日曜日に台風が来た時にゆきが吐血したと聞いたけど…あれはどないなってんねん?」

大番頭《おおばんと》はんの問いに対して、ゆかさんはつらそうな表情で答えた。

「(最大血圧値は)かろうじて90台以上は維持できているわよ…昼前の時点では(最大値は)105だったわよ…せやけど、再び低下するおそれがあるから油断しないようにって医師から言われたわよ。」
「そうか…ゆなとゆみも一緒にいたのだね。」
「ゆなとゆみは、このあとすぐに韓国へ向かったわよ。」
「ああ、さよか…ほな、みんなでランチにしよや。」
「うん。」

このあと、ゆりさんとゆかさんとゆいさんは席についた。

女性パートナーさんたち3人は、ゆりさんとゆかさんとゆいさんが食べる分を作る準備を始めた。
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