乳房星(たらちねぼし)−1・0

【雪の華】

2017年11月30日…

私は、70歳の誕生日を迎えた。

この日、私の花嫁さんが決定したのでキャベンディッシュの市役所に婚姻届を提出した。

花嫁さんとのご対面は、クリスマス休暇の期間に行う予定である。

私とA班のリーダー5人(ゆりさんとゆかさんとゆいさんと陽子さんと美澄さん)とミンジュンさんとB班のメンバーたちの間で続いた協議は、大詰めの調整に入った。

私とA班のリーダー5人とミンジュンさんが大番頭《おおばんと》はんたちと再合流する時期は、年明け頃になる見込みである。

カナダ大西洋時間12月21日正午に私とA班のリーダー5人とミンジュンさんとB班のメンバーたちの間で続いていた協議がすべて終了した。

これで、年内のスケジュールがすべて終了した。

時は、日本時間12月23日の午後1時頃であった。

ところ変わって、今治新都市《しんとし》のイオンモールの中にあるスタバにて…

A班のメンバーたち8人は、長イスの席に座っていた。

テーブルの上には、ブレンドコーヒーとフード2種類が並んでいた。

順子《よりこ》さんは、親類の叔父母《おじおば》が紹介した人とお見合いをするために今治国際ホテルに行ったのでここにいなかった。

この日、奈保子《なおこ》…いえ、奈保子《なおこ》さんはスタバのお仕事をやめる日であった。

スタバをやめたあとは、イワマツグループのA班のメンバーに合流する予定である。

着替えを終えた奈保子《なおこ》さんは、大番頭《おおばんと》はんたちが座っている席に行った。

大番頭《おおばんと》はんは、奈保子《なおこ》さんにやさしく声をかけた。

「奈保子《なおこ》さん。」
「おじいさま、おまたせしました〜」
「スタバのお仕事…おつかれさまでした。」
「あっ、はい。」
「まあまあ、イスに座って。」
「はい。」

奈保子《なおこ》さんがイスに座ったあと、大番頭《おおばんと》はんがやさしく言うた。

「奈保子《なおこ》さんに、お知らせがおます。」
「お知らせ…ですね。」
「奈保子《なおこ》さんは、年明け2018年1月1日付けでイワマツグループのA班のメンバーに加入することが決定しました。」
「ありがとうございます。」
「長い間、ゆきの看病をしたことなど…いろいろとありがとうございます。」
「いえ…こちらこそ…」
「奈保子《なおこ》さんは、お仕事に必要な資格はお持ちですか?」
「えーと…医療事務の資格がございます…あと、ワードエクセル2級と簿記2級…がございます。」
「資格は、たくさんありますね…かしこまりました。」
「どうかよろしくお願いいたします。」
「あっ、こちらこそ…」

話し合いが終わったあと、みんなでお茶をのんで過ごした。

イワマツグループの全メンバーたちの年内の予定がすべて終了した。

事務長はんは、お仕事全部をたつろうさんに引き継ぎをしたあと自宅がある内子町へ帰った。

宮出さんは、ケントさんとウェンビンさんに分けてお仕事を引き継いだあと息子夫婦の家族たちが暮らしている家に帰った。

大番頭はんとウェンビンさんとたつろうさんとケントさんとリチャードさんと風香《フー》ちゃんは、順子《よりこ》さんを迎えに行ったあとすぐに旅に出た。

奈保子《なおこ》さんは、暮らしていた大東建託のアパートの賃貸契約《けいやく》のカイジョなどの手続きなど…があるので、年内いっぱいは今治市に滞在する。

事務長はんと宮出さんは、休暇中は家族たちと過ごす予定である。

事務長はんは、クリスマスイブの日にマリエール(結婚式場)でひらかれるオイゴさんの結婚披露宴でバイシャク人を務める予定がある。

宮出さんは、クリスマスイブの日に息子夫婦たちの家族と一緒にレオマリゾートへ行く予定である。

そして…

私・イワマツは、クリスマスイブに花嫁さんになった極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子とご対面する予定である。

もうすぐ会える…

花嫁さんに会える…

やっと私の心に…

春が来た。
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