乳房星(たらちねぼし)−1・0
第22話・砂の十字架

【どこへ帰る】

2017年12月24日に私はアンナと結婚した。

12月26日から30日までは、プリンスエドワード島の本籍地の家で桜子たち(80億人の極爆乳《おおきすぎるおっぱいの》デリヘル嬢たちと52人の極爆乳《おおきすぎるおっぱいの》ガールフレンドたちとベスとステーシーとジェーンとベラ)とアンナと一緒に特大ハーレムルームで過ごした。

大みそかに、私はA班のリーダー5人(ゆりさんとゆかさんとゆいさんと陽子さんと美澄さん)とミンジュンさんと一緒に旅に出た。

2018年元旦に岡山空港で大番頭《おおばんと》はんたちと奈保子《なおこ》さんと合流した。

その翌日より、イワマツグループの班ごとの活動を再開した。

順子《よりこ》さんは2017年暮れにお見合いをしたが、順子《よりこ》さんはおことわりをした。

順子《よりこ》さんは、結婚よりもキャリアを選んだ…

その一方で、私と結婚したアンナは1月2日よりクイーンカリキュラムを始めた。

イワマツのオーナーとハーレムの女王さまとおうちのお嫁さんの3つをうまく両立するためのカリキュラムである。

赤ちゃんが生まれたあとは育児が追加されて4つになる。

1月2日から、私がしていた一部のお仕事(調印などのデスクワーク…)はアンナのお仕事になった。

しばらくの間は、北米とヨーロッパ方面(ロシア・ベラルーシなどの旧ソビエト諸国は行かない)が中心で活動する…

アンナが正式に女王さまデビューするのは、早くても4年後である。

デビューしたあとも、スキルを維持するためにカリキュラムはつづける方針である。

2018年の班ごとの活動について…

A班は、特大豪邸と特大倉庫のお手入れとビルメンテナンスなどの技工が中心のお仕事である。

その間の1月2日から6か月間は、三浦工業《みうら》の現地法人の技工スタッフさんたちと一緒にボイラー機器の機種変更工事に取り組んだ。

1月2日から8月26日まで、1日も休まずに活動した。

9月3日から12月21日までの間も、1日も休まずに活動をつづけた。

B班のメインは、北米・ヨーロッパ方面を回ってお仕事をした。

B班のサブは、メイン事業の運営とオルドビス支え…

C班は、プレタ…

D班は、フーヅ…

…に取り組んだ。

8月28日から31日までの間、私は桜子たちとアンナとラブラブの時間を過ごした。

時は流れて…

2018年12月22日のことであった。

A班のメンバーたちの年内のスケジュールが終了した。

A班のメンバーたちは、12月22日から年内いっぱいはおやすみである。

大番頭《おおばんと》はんは、大阪で暮らしている親類の家で過ごす予定である。

事務長はんは、内子の自宅へ帰ったあとは家族みんなで過ごす予定である。

東京暮らしをしていた三男さんが会社をやめて家族5人を連れて帰ることになった。

翌年1月4日からは、地元のプロパンガス会社に転職する予定である。

宮出さんは、息子さんたちの家族たちと一緒にハウステンボスへ行く予定である。

たつろうさんは、松山で暮らしている奥さまと奥さまのご家族たちと一緒に奥さま方の実家で過ごす。

ミンジュンさんとウェンビンさんとリチャードさんとケントさんの4人は、A班のリーダー5人と一緒にプリンスエドワード島の本籍地の家に待機することになった。

私・イワマツは、あわただしい時期を乗り切ることができたので、休暇中は桜子たちとアンナとラブラブの時間を楽しむ予定である。

話は戻って…

午後2時過ぎのことであった。

場所は、グリーン・ゲイブルス周辺にある地区にて…

私は、グリーン・ゲイブルス周辺の地区にある木もれ日の小径をゆっくりと歩いていた。

『赤毛のアン』の作者・ルーシー・モード・モンゴメリーが命名した『恋人の小径《こみち》』である。

『恋人の小径《こみち》』をひとりで歩いていた私は、結婚式を終えたばかりのカップルさんとすれ違った。

アヴォンリー・ビレッジのロングリバー教会で結婚式を挙げたカップルさんだったと思う。

新郎さんが白いウェディングドレス姿の花嫁さんをお姫さま抱っこをしていた。

ふたりは、木もれ日の小径をゆっくりと歩いていた。

幸せいっぱいのふたりをみた私は、切ない気持ちにかられた。

午後3時半頃に、私はフレンチリバーにある本籍地の家へ向かって歩いた。

桜子たちとアンナは、B班の全メンバーたちとA班のリーダー5人とミンジュンさんと一緒に散歩に出かけていた。

もうすぐ桜子たちとアンナが家に帰って来る時間だ…

今のうちに、家に帰ろう…

私は、大急ぎで桜子たちとアンナが待っている家へ向かった。

夕方4時頃であった。

私は、本籍地・フレンチリバーの家に到着した。

家の敷地にある特大豪邸にて…

私は、特大豪邸の大広間に入った。

大広間にいたのは、私ひとりだけ…

桜子たちとアンナがいない…

B班の全メンバーたちとA班のリーダー5人とミンジュンさんとどこへ行ったのか…

「うう…」

桜子たちとアンナがいない…

悲しくなった私は、大広間のテーブルに座ったあと泣き出した。

私は、ポーチの中からエクスペリア(スマホ)を取り出したあとウォークマンのアプリを開いた。

耳にイヤホンをつけたあと、プレイリストの歌手検索のページを開いた。

つづいて、聴きたい歌手名にカーソルを五木ひろしさんにかぶせたあとタップした。

つづいて、聴きたい曲にカーソルをかぶせてタップして、一曲リピートに設定してプレイボタンを押した。

イヤホンから、平尾昌晃先生の作曲・山口洋子先生の作詩の歌『どこへ帰る』が流れた。

うううううう…

私は、歌を聴きながら泣いた。

恋人の小径《こみち》をひとりで歩くのはつらい…

桜子たちとアンナがまだ帰っていない…

フランソワさんたちとA班のリーダー5人とミンジュンさんとどこへ行ったのか…

桜子たち…

アンナ…

桜子たち…

アンナ…

桜子たち…

アンナ…

私は、桜子たちとアンナを呼びながら泣いた。

そして、そのまま眠りについた。

あと9日あまりで、2018年が終わる…

71歳まで生きていくことができた今だから、つらかった時期をもう一度ふりかえってみよう。
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