乳房星(たらちねぼし)−1・0
最終回・いい日旅立ち

【百万本のバラ・その3】

時は、カナダ大西洋時間12月24日の深夜0時頃であった。

とばりの中にて…

桜子たち(80億人の極爆乳《おおきすぎるおっぱいの》デリヘル嬢たちと52人の極爆乳《おおきすぎるおっぱいの》ガールフレンドたちとベスとステーシーとジェーンとベラ)とアンナとクリスは、深眠の私の裸体《からだ》にキスをした。

マァマは、桜子たちとアンナとクリスが脱いだブラジャー・ショーツとブラジャーのパッドについているリンスの香りをかがせた。

しかし、まだ私は目覚めなかった。

私の閉じている両目から大量の涙があふれ出た。

マァマは、フランソワさんに声をかけた。

「フランソワさん。」
「ジナさん。」
「アンナちゃんの生理は?」
「今日は排卵日です。」
「排卵日ね。」

マァマは、くすんくすんと泣いているアンナに声をかけた。

「アンナちゃん…いい?」
「くすんくすんくすんくすんくすん…」

マァマは、深眠の私の右手をゆっくりと持った。

エリザさんとフローレンスさんとエマさんは、ぐすんぐすんと泣いているアンナを両脇で抱きかかえたあと私のもとにゆっくりと寄せた。

マァマは、私の右手をアンナの大きなおしりにあてた。

「よーくん…女の子のおっきなおしりよ…女の子のおしりよ。」

アンナは、声をあげて泣き出した。

「ヨシタカ…ヨシタカ…ワーンワーン…」

それから1分後にマァマは私の右手をアンナの下の部分にゆっくりとあてた。

「よーくん、女の子の部分よ…赤ちゃんが生まれてくる部分よ〜…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」

マァマは、ぐすんぐすんと泣きながら深眠の私の右手をアンナの下の部分にあてた。

その後、マァマは私の右手をアンナのMカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》にゆっくりとあてた。

「ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…よーくんの大好きな極爆乳《おおきすぎるおっぱい》よ…よーくんの大好きなおっぱいよ〜…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」

アンナは、声をあげてワーンワーンと泣いていた。

よーくん…

女の子のぬくもりにふれてね…

よーくんの赤ちゃんを生んでね…

時は、9月2日の夕方6時10分頃であった。

またところ変わって、今治新都市《しんとし》のイオンモールのきらめきコートにて…

東軍のトリを務めた女性社長さんは、ぐすんぐすんと泣いていた。

西軍の司会を務めている通販会社の男性社長さまがステージにあがった。

フードコートにて…

イナ姐《ねえ》はんは、ぐすんぐすんと泣いているクリスに声をかけた。

「もうすぐよーくんがステージに上がるわよ…お顔をあげてね。」

フードコートに設置されている特大サイネージに西軍の司会を務めている男性社長さまがコールした。

「むかし大好きだった人のことを思い出したのではないでしょうか…『赤い花・白い花』でした…さあみなさまおまたせしました!!いよいよ大トリを務める西軍のイワマツグループのオーナー・コリントイワマツヨシタカグラマシーさまのご登場です!!…歌は、半世紀前にラトビアで誕生した子守唄をもとの名曲・『百万本のバラ』です!!…みなさま、盛大な拍手をお願いします!!」

この時、ステージの上に置かれている特大サイネージに広島県の音楽大学が映っていた。

音楽大学の講堂にオーケストラとコーラスを務める学生さんたちがいた。

オーケストラの生演奏が始まったと同時に西軍の登場口から私が登場した。

同時に、ものすごく大きな拍手がひびいた。

私は、いつも通りの表情で歌唱した。

ワンコーラス目のサビの部分でコーラスを担当している学生さんたちが歌った。

3コーラス目を歌唱していた時であった。

私の両目から大量の涙があふれ出た。

フードコートにて…

クリスは、ぐすんぐすんと泣いていた。

この時、他のお客様も泣いていたと思う。

私がすべての歌詞を歌いあげたあと、オーケストラによる大ファンファーレが鳴り響いた。

大ファンファーレが鳴りやんだあと、きらめきコートとフードコートと外にある大型サイネージの前にいる観客たちによる大拍手がわきおこった。

館内一帯に大拍手がひびいた。

これで40組すべての歌唱が終了した。

気になる結果発表は、西軍が第一回目の優勝をかざった。

金杯は、もちろん私である。

賞金1億円と副賞の最新モデルのダブルデッカーバスを獲得した。

なお、規定により金杯を獲得した人は3年間は出場資格がない…ので、私が次回出場できるのは2022年の第5回からである。

(ちなみに、銀杯を獲得した人は2年間出場資格なしである。)
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