金の刺繍
名前も知らないあなたに
ハッピーという変なあだ名をつけた。

ケンカして、「変なあだ名つけてごめんね」と号泣したら

「気にしてない。ハッピーとは幸せのことだろう?幸せの四葉のクローバーの、ひとつは前向くこと、ひとつは、つらい時に前向きな見通しを立てること、ひとつはお前自身、ひとつは…」というあなたを遮り

「ひとつは、あなたです」と答えた。
その日からあなたは、幸人さん。
ゆきとさんと呼ぶ。

ハンカチに金の糸で刺繍したり
リボンにつけたり
ブレスレットに通したり
スマホの待ち受けにしたり
雪の結晶のシンボルが
私のお守りになった。

あなたは、私に花柄を着るように
言った。ピンクばかり
身につけさせようとする
ピンクの耳当ても、ピンクの
リボンの髪留めも、
もう若くないのに大事に持ってるよ。
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