大好きな君が勇気をくれたんだ
「うちのクラスの佐々木っているじゃん、あいつ、ネットのページ?のコンテストでなんかの賞獲ったらしいよ」

「へえ、あいつ真面目っぽいもんな。俺ら頭が足りないから、ネット系は使うだけで作ろうとは思わないもんなあ。ま、俺らには縁のない話ってことで。なあ理玖」

「え、ああ」

友達の話題はもう別のものに移ってしまった。

2人の話に適度に相槌を打ちながら、俺はカバンの中のパソコンを握りしめた。
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