かつて女の子だった人たちへ
「ミヤナさんがメンバー全員の鍵の開け閉めを管理してるんだよね。それって運営が許してるの? 最前交渉も含め、ライブの場所取りも本当は禁止だよね」
「いや、黙認って感じかな」
現場を終えて、関係者がいないように移動した。ライブハウスは代々木なので、芽里の乗り換え駅の池袋まで移動し、カフェで向かい合う。
トモカは事情通のようだった。
「ジュリンがいた『C‘7』を盛り上げてたのもミヤナさんだしね。彼女が仕切るから『C‘7』オタクは統制とれてたし、今回『ミルkey』にもたくさん人を動員してるのは、ジュリンの魅力だけじゃなくてミヤナさんの力もあるわけ。だから、運営は上手に使ってるんだよ」
「それって」
贔屓じゃないのかな。と言おうとしてやめた。せっかく味方になってくれそうなトモカにまで噛みつきたくない。トモカとミヤナは親しいのだ。
「ミヤナさんに従っておけば間違いないってことだよね」
芽里は言い直した。トモカが頷く。
「そゆこと。窮屈に感じるかもしれないけど、今日ちゃんと挨拶したし、メリーを叩いているコらにもミヤナさんが注意してくれると思う。現場にも行きやすくなるよ」
「それは助かるなぁ」
炎上騒ぎは本当に生きた心地がしなかった。もともと気の小さい芽里としては、もうあんなストレスを抱えたくない。
「いや、黙認って感じかな」
現場を終えて、関係者がいないように移動した。ライブハウスは代々木なので、芽里の乗り換え駅の池袋まで移動し、カフェで向かい合う。
トモカは事情通のようだった。
「ジュリンがいた『C‘7』を盛り上げてたのもミヤナさんだしね。彼女が仕切るから『C‘7』オタクは統制とれてたし、今回『ミルkey』にもたくさん人を動員してるのは、ジュリンの魅力だけじゃなくてミヤナさんの力もあるわけ。だから、運営は上手に使ってるんだよ」
「それって」
贔屓じゃないのかな。と言おうとしてやめた。せっかく味方になってくれそうなトモカにまで噛みつきたくない。トモカとミヤナは親しいのだ。
「ミヤナさんに従っておけば間違いないってことだよね」
芽里は言い直した。トモカが頷く。
「そゆこと。窮屈に感じるかもしれないけど、今日ちゃんと挨拶したし、メリーを叩いているコらにもミヤナさんが注意してくれると思う。現場にも行きやすくなるよ」
「それは助かるなぁ」
炎上騒ぎは本当に生きた心地がしなかった。もともと気の小さい芽里としては、もうあんなストレスを抱えたくない。