ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。
張り切りすぎる
この日のナンバーワンも安定のマキだった。
その後3位までの人気嬢が発表されてお開きとなった。

みんなてんでに帰っていくなか、日奈子は光と共に二階の住居へと向かう。
光がカードキーで鍵を開けてくれて中に入ると、日奈子は大きく息を吐き出した。

今日1日気を張っていたからどっと疲れが押し寄せてくる。
着替えもせずにそのままリビングのソファに座り込んでしまった。

体が重たくて心地よい疲労感に包まれている。
目を閉じればすぐにでも眠ってしまいそうだ。

「そのまま寝るなよ。せめて化粧は落とせ」
光は美容意識が高い。

化粧を落とさずに寝ると肌年齢が3歳歳を取ると信じているみたいだ。
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