私の彼は、一途な熱血消防士
この言葉に嘘はない。
見た目も素敵で幼稚園の保護者たちも、アイドル並みにきゃあきゃあはしゃぐのも納得だし、今日のように迅速な行動は、だれにでもできるものではない。おかげで火傷もたいしたことなく、明日には痛みが引きそうだ。
保護者であっても独身で、私も独身なのだから、倫理上問題は何もない。
ただ、職場に恋愛を持ち込むと、それを面白がられるのがいやなだけで、美波ちゃんが卒園するまでお付き合いすることを内緒にできるのなら……
そのことを素直に口にすると……
「愛美の気持ちはわかった。俺が美波の迎えに行くのは非番の時や休日だけど、たしかに保護者が俺を見る目がな……」
やはり誠司さんも自覚があるようだ。幼稚園の保護者は既婚者ばかりだから、保護者とどうこうなるわけではないけれど、独身の私と噂になると、お互いやりにくくなるだろう。
「とりあえず、美波ちゃんが卒園するまでは、付き合っていることを公にしたくないんです。それでいいなら……、私とお付き合い、してください」
見た目も素敵で幼稚園の保護者たちも、アイドル並みにきゃあきゃあはしゃぐのも納得だし、今日のように迅速な行動は、だれにでもできるものではない。おかげで火傷もたいしたことなく、明日には痛みが引きそうだ。
保護者であっても独身で、私も独身なのだから、倫理上問題は何もない。
ただ、職場に恋愛を持ち込むと、それを面白がられるのがいやなだけで、美波ちゃんが卒園するまでお付き合いすることを内緒にできるのなら……
そのことを素直に口にすると……
「愛美の気持ちはわかった。俺が美波の迎えに行くのは非番の時や休日だけど、たしかに保護者が俺を見る目がな……」
やはり誠司さんも自覚があるようだ。幼稚園の保護者は既婚者ばかりだから、保護者とどうこうなるわけではないけれど、独身の私と噂になると、お互いやりにくくなるだろう。
「とりあえず、美波ちゃんが卒園するまでは、付き合っていることを公にしたくないんです。それでいいなら……、私とお付き合い、してください」