私の彼は、一途な熱血消防士
食事が終わり、会計を済ませて車に戻ると、ようやく夜の帳が下りて辺りはすっかり暗くなっている。
警察署に立ち寄り、部屋の鍵を受け取ると、実家へ今から帰ることと誠司さんが今日これまでのことを説明に行くと連絡を入れた。両親は、遅い時間にもかかわらず、それを承諾してくれた。
私たちは一緒に実家へと向かう。その道中、お互い終始無言だった。
実家に到着すると、早速私たちはリビングへ通される。食事を済ませてきたことを通話中に伝えているので、テーブルの上には冷えた麦茶が出された。
両親は、今回のことをどう切り出したらいいか思案しているようだったので、私が口火を切った。
「お父さん、お母さん、心配をかけてごめんなさい。私もまだ動揺していて、うまく説明ができそうにないから、せい……大塚さんに説明してもらおうと思うけど、いいかな?」
私の言葉に両親が頷いて、承諾の意思を確認する。それを見た誠司さんが、私の後を継いで両親に一から説明を始めた。
それは私の高校時代のことにも触れ、日浦くんが顔見知りだったこと、知らないうちに粘着されていたこと、夏祭りで私が怪我をしたあの日、誠司さんがわざとアパートに泊まって日浦くんを刺激したことで事件に発展してしまったこと……
警察署に立ち寄り、部屋の鍵を受け取ると、実家へ今から帰ることと誠司さんが今日これまでのことを説明に行くと連絡を入れた。両親は、遅い時間にもかかわらず、それを承諾してくれた。
私たちは一緒に実家へと向かう。その道中、お互い終始無言だった。
実家に到着すると、早速私たちはリビングへ通される。食事を済ませてきたことを通話中に伝えているので、テーブルの上には冷えた麦茶が出された。
両親は、今回のことをどう切り出したらいいか思案しているようだったので、私が口火を切った。
「お父さん、お母さん、心配をかけてごめんなさい。私もまだ動揺していて、うまく説明ができそうにないから、せい……大塚さんに説明してもらおうと思うけど、いいかな?」
私の言葉に両親が頷いて、承諾の意思を確認する。それを見た誠司さんが、私の後を継いで両親に一から説明を始めた。
それは私の高校時代のことにも触れ、日浦くんが顔見知りだったこと、知らないうちに粘着されていたこと、夏祭りで私が怪我をしたあの日、誠司さんがわざとアパートに泊まって日浦くんを刺激したことで事件に発展してしまったこと……