どんな世界でも君と。

私の記憶。

彼は
私の首筋を思い切りすった。


「…早く話してくださいよ
西木さん。」



「あぁ……。」


西木さんの顔は
少し寂しげで
少し…恐怖に満ちていた。



「俺たちは……」



その言葉の後に
今まであったことを
全て話してくれた。



それは夢の話だったはずなのに
どこか懐かしくて、


私がソコで生きていた。


そこにいた。



そうなんだ。



私の頬に
涙が伝う。



「……。」



「つれぇだろ?」



私は横に首を振った。
私はなんでそんな大事なこと


覚えてないの…。




思い出したい。



芦屋さんの事を
大事に思っていた自分を。
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