どんな世界でも君と。

過去。それからこれから。

____


カシャン…
カシャン…


カメラのシャッタがを切る音が響く。


私はこの音が大嫌いだった。


「ミヤビちゃん可愛いねぇ」


そんな声が飛び交う。
私は元の世界では
モデルをしていた。



読者モデル。
若者女子の間からは割と人気だった。



それでも
私はこの仕事が大嫌いだった。



女子からの妬み…憎しみ
そんな感情が
ここには渦巻いている。



だから、嫌い。



「見てあんなブスが読モになれる時代だよー?」



なんて陰口をすごく叩かれる日々。

私の心はどんどん壊れていく。



「……」



「はい、差し入れ
これ食べて次の撮影の準備して待ってて」


おにぎりと水を渡され私は水だけを飲んだ
< 77 / 188 >

この作品をシェア

pagetop