どんな世界でも君と。
この頃にはもう、
私はご飯を食べることを
恐怖としか感じなかった。


「あれ食べるのかな?あのデブ。」



心無いライバルの一言に
私は心を痛めた。



この場所に私の居場所はなくて
居心地悪くて。


「…嫉妬ですか?
見にくいですね。」



私はそう言っておにぎりをその人の前に置いた。



「良かったら差し上げます。
私食べないので。」



「なっ!!なによ」



「ミライさんはどんなに食べても太らなそうですね」




最大の嫌味を残し
私は次の撮影へと向かった。



その日から
嫌がらせはさらに悪化した。
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