苦い初恋が甘い初恋に
私は慌てて街中を走った。
そしてようやく辿りついたのは約束の時間の30分後。
少しオシャレな居酒屋に入った。

「遅れてごめんなさい」
男性4人、女性3人が私を見る。
「お疲れ、大変だったね。空いてるとこ座って。」

「はじめまして。お邪魔します。」
そう言いながら空いた席に座る私。

「え?!」
前の席にいた男性が、私を見ていった。
私もつられて
「は?!」
と言った。

そこには、忘れたくても忘れられない見覚えのある男性がいた。


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