憧れの街で凄腕脳外科医の契約妻になりました。


「もちろんです!」


 そう、ニコッと笑うと和登さんは「やっと亜矢の本当の笑顔が見れた」と嬉しそうに笑った。


「俺、亜矢の心の底から嬉しそうな笑顔がずっと見たかった」

「私、和登さんといる時ずっと心の底から笑ってますよ?」

「ええっ!? でも、困るな。その笑顔見てたら無茶苦茶にキスしたくなる。どうしよう……」


 困っている和登さんが可愛くて、つい、「キスしてください」と答えてしまった。でも、嘘じゃない。今してほしいと思った。


 和登さんの唇が私の唇に触れ、触れるだけのキスも、次第にお互いの唾液が交じり荒々しくなっていく。


 和登さんのキスはいつも頭がボーッとなる。


 ふわふわと浮いているように気持ちよくて、キスが終わっても余韻に浸ってしまう。唇を離すと、和登さんの頬は赤く染まっていた。


「これからはしばらくキスで愛情伝えていくね」


「――意識が朦朧としてしまうので、できれば控えていただきたいです……」



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