何度でも、君に永遠の誓いを〜若きカリスマ帝王の真愛〜
大きな手が、私の頭を撫でる。
「お互い、泣いてばかりだな」
大雑把な撫でかた。でも、すごく温かくて、__優しい。
「樹里愛」
暁さんは私の手を握って、真剣な眼差しを向けてきた。
「俺は最後まで父と戦う。君との未来を生きるために」
「戦うって……そんな状態で……」
『片時も、樹里愛ちゃんのそばを離れなかったんだよ』
眠った私に付き添って、ずっと看病をしていてくれていたと、ルイさんが言っていた。
私のこともあって、疲れているのに。
「それに、これ以上、何かすれば、あなただって危ない」
彼を信じていないわけじゃない。でも、もし暁さんに何かあったら、私は耐えられない。
「危険なことはしないと約束する。だから、片をつけさせてくれ」
強い眼差しに、私は首を横に振ることは出来なかった。彼が覚悟を決めていることが、分かってしまったからだ。
「分かった」
暁さんは私の体を引き寄せると、折れた腕を庇いながら抱きしめた。
……ああ、久しぶりだ。この感じ。全てを預けてしまいたくなるような安心感。
この腕の中が、私の居場所だと言っている。
「一つ、頼みたいことがあるんだ」
胸元から顔を離し、暁さんを見上げる。
「うん、なんでも言って」
暁さんからの頼みに、私はすぐに頷いた。
「お互い、泣いてばかりだな」
大雑把な撫でかた。でも、すごく温かくて、__優しい。
「樹里愛」
暁さんは私の手を握って、真剣な眼差しを向けてきた。
「俺は最後まで父と戦う。君との未来を生きるために」
「戦うって……そんな状態で……」
『片時も、樹里愛ちゃんのそばを離れなかったんだよ』
眠った私に付き添って、ずっと看病をしていてくれていたと、ルイさんが言っていた。
私のこともあって、疲れているのに。
「それに、これ以上、何かすれば、あなただって危ない」
彼を信じていないわけじゃない。でも、もし暁さんに何かあったら、私は耐えられない。
「危険なことはしないと約束する。だから、片をつけさせてくれ」
強い眼差しに、私は首を横に振ることは出来なかった。彼が覚悟を決めていることが、分かってしまったからだ。
「分かった」
暁さんは私の体を引き寄せると、折れた腕を庇いながら抱きしめた。
……ああ、久しぶりだ。この感じ。全てを預けてしまいたくなるような安心感。
この腕の中が、私の居場所だと言っている。
「一つ、頼みたいことがあるんだ」
胸元から顔を離し、暁さんを見上げる。
「うん、なんでも言って」
暁さんからの頼みに、私はすぐに頷いた。