【完結】やりたいこと、やりましょ!~肉食女子と肉食年下男子の恋愛事情~

肉食女子の日々


「ちーっす。仕事落ち着いてきたわ~」

「あー良かったね」

 新は週に1回は、実花の家に来るようになった。

 夕飯は適当にコンビニだったり、最初の弁当屋だったりだ。
 実花も特別手料理を作ったりもしない。
 とりあえず空腹を満たして酒を飲んで、セックスする。

「んっ……」

 新とのセックスは快感しかない。
 二人で遠慮なく求め合える。
 こんなに相性の良い男は初めてだった。

 今日の二回戦めは、後ろから攻められて実花は快感に酔いしれる。
 引っ越したばかりなのに声を抑えられず、新に口を塞がれた。

「声でかい……お隣さんに、この前すげー目で見られたんだからさ」

「んん~……だってぇ……」

「今度ホテル行くかぁ」

「いいかもー」

 抱き合ったままで頬に優しくキスされたので、実花も新の頬にキスを返して笑う。

「新~ビール持ってきてぇ!」

「じゃんけんしよーぜ」

「負けないから~!」

 ピロートークは、くだらない事を抱き合ったまま話をした。
 2人で同じスマホゲーを開く。

「えー課金ガチャやったのー?」

「だって、今回のキャラ強くてやばいじゃん! 実花だって欲しがってただろ」

「そうだけど、課金まではやんないとか言ってたから! 私もやろーっと」

「一回だけだぞ俺は」

「連続ガチャ課金~えーいポチっ!」

 きゃはっと実花が笑う。

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