【コミカライズ原作】Re:活 前略旦那様 私今から不倫します
カフェには小さなライブラリーがあり、ガーデニングの本やフラワーアレンジメントの専門書が並ぶ。客はここで一息つきながら、次に庭をどうするか楽しく悩むのだ。
慣れた店員は客の相談にもうまく答えて、提案までするからリピーターも多い。
植物には人を癒す力がある。効率的であろうとする現代人は、少し疲れすぎいているのだろう。
「あら、素敵。ここディスプレイもセンスがよくて、つい記念日でもないのに花を買っちゃうのよね」
「育児で疲れてくたくたの誕生日に、夫がここのお花を買ってきてくれたの。花なんてガラじゃないのに」
お客さんの会話に、なんだかここで働けることが誇らしくなってしまう。
力仕事も多く、きついこともあるが、店内は魔法をかけられたようにキラキラしている。この魔法の粉の正体を知りたい。自分にもできるようになりたい。
──ああ、そうだ。このお店には夢がある。だから何度も来たくなるんだ。
庭で育てることができるハーブの苗なども販売しているし、ガーデニングが趣味のお客さんは頻繁に通ってくれるようだった。