衝撃サイダーマン

「檸檬ちゃんはゲストルームでまだ寝てるの」とお婆ちゃま。

「爺ちゃん、婆ちゃん、今回檸檬を連れ去ったのはオレの気持ちをハッキリさせたかったんだよな？」

うんうんと頷くお爺ちゃまとお婆ちゃま。

「オレさ〜、ダメかもしれないけど真剣に檸檬へプロポーズして結婚する！って決心してここへ来たんだ！」

「そうなの！　やっと自分の気持ちに素直になったのね？」

「星夜。婆さんの人を見る目は確かだから檸檬ちゃんにお前の真剣な思いを伝えてみろ。」

「うん。プロポーズって言っても婚約指輪はもう渡してるから明日、コッチで結婚する！」

「オイオイ、焦るな！お前がそうしたいのはわかるけど、檸檬ちゃんのご両親にご挨拶してOKをもらうのが筋ってもんだ！
爺ちゃんは、もっと周りの家族の事も配慮できる男になって欲しい」

「そうよ〜。檸檬ちゃんのご家族も多分OKして下さると思うけど、日本男児なら礼節を守ってケジメをつけないとね！」

「ああそうだね、わかりました。
きちんと檸檬のご両親にご挨拶させていただきます！
ところで婆ちゃん、檸檬の事でトムに連絡してないだろうな！」