衝撃サイダーマン
星夜と檸檬はレンタカーでまず近所で評判のいい地元のハンバーガー店で朝食を食べてから観光地へ行く。

大きなハリウッドの看板の近くの丘へ来たり、車窓からだったがチャイニーズシアターなど星夜さんのガイド付きで回った。

「降りてゆっくり観光出来なくて悪いな。」

「大丈夫です!TVで観たたくさんの場所を回ってもらって嬉しいです。
それに、アメリカンサイズのハンバーガーも食べたし〜。ドリンクも日本より大きくてビックリしました!」
と目を輝かせて喋っている檸檬を星夜は笑顔で聞いていた。

お昼はサンタモニカ ピアという場所へ行き、車から降りて木造の桟橋を少し歩いた。

「わぁ〜海だ〜!」と桟橋の柵から身を乗り出してる檸檬。

星夜はそんな檸檬が愛おしいと思った。

檸檬が振り返って星夜に
「星夜さんは中学生から大学までこんな素敵な所に住んでたんですね!」

「オレはあんまり観光地には来なかったけどな」

「そうなんだ〜。勿体ない…」

「これからは爺ちゃんと婆ちゃんちに泊めてもらってさ〜また遊びに来ようぜ」

「…はい」 檸檬は擬装婚約者の私がまた星夜さんと一緒にロサンゼルスへ遊びに来るなんて…
きっと星夜さんの社交辞令だろうぐらいに考えていた。
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