衝撃サイダーマン
「なんか、星夜さんは私に甘いです…
私は星夜さんの婚約者として頑張らなきゃいけないと思っているんです。」

「え? オレの婚約者として頑張らなきゃってどういう事?」

「星夜さんはアオヤマドラックストアーの御曹司さんだし、仕事もできる人だし…
ボケっとしている私のせいで星夜さんに迷惑かけたらいけないから…」

「なぁ檸檬。檸檬はオレのこと好き?
オレは檸檬を愛おしいと思ってるし、結婚して夫婦になって家族になって、喧嘩したり、嬉しいことを共感したり人生いろいろあるだろうけど檸檬とずぅーと暮らしたいんだ。
そしてオレ達の子供が生まれたら親になってさ〜
オレ達も人間として成長していければと思ってる。
オレは、金持ちだろうが高学歴だろうが条件じゃなくお互いが信頼しあいながら共に思っている事、考えている事を話しながらオレ達の人生を歩みたいと思ってるんだ」

「…星夜さんがそこまで思ってくれているなんて…
ゴメンなさい。私…周りからどう思われるか不安だったんです…
ただの事務員の私が星夜さんに釣り合わないって言われて星夜さんに恥をかかせてしまうって…
星夜さん、私は星夜さんのこと好きです。
今はまだ婚約者っていっても星夜さんと一緒に過ごすようになって日も浅いし…
でも私が考えていた未来っていうか家族像というか…
私も旦那様と信頼し合い、子供たちの事も一緒に考えながら子育てしたいと思ってたんです。」
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