衝撃サイダーマン
更衣室はいろんな香水の匂いがムンムンしていた。

「クサイ! 香水の匂いが混ざっちゃってひどいわ〜」と中村さん。

「ウッ! 早く着替えて出ましょう」小林さんの言葉で私達はさっさと着替えて更衣室から出た。

「「「ハァ〜ハァ〜」」」3人とも息を止めて着替えたからだ。

「アラ?檸檬ちゃんは係長補佐とデートなのね〜 ふふふ」

「本当だ〜可愛いわ 檸檬ちゃん」と中村さんと小林さんにからかわれてしまった。

1階のエントランスで星夜さんが待っていてくれた。

「お疲れ様〜係長補佐。」

「お疲れ様です。」

「じゃあ檸檬ちゃん、デート楽しんでね〜」と2人は手をヒラヒラと振りながら駅方面へ歩いて行ってしまった。

2人を見送った私達。

「じゃあ、檸檬。オレ達も行こうか」

「はい!」と2人は会社を出てタクシーでレストランへ向かった。
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