衝撃サイダーマン
その後、補佐は楓兄ちゃんと閉店後の店へ降りて行った。

「なぁ、檸檬。畑山さん対策とはいえ、会社や青山さんちも巻き込んで…その、大ごとになってしまったが、大丈夫か?」

「う…ん。今日まで係長補佐が御曹司だとも知らなかったし、ましてや子供の頃に会ってたのも知らなかったから、正直戸惑ってる…」

「そうよね〜あの頃の青山さんは近所だったから楓は同じ年で子供の頃から遊んだり、小学校の時も何度も同じクラスになって仲良しだったからね〜」

「それにしてもあの頃の星夜君しか知らない俺なんかは、社会人としてもしっかりしてさ〜アオヤマドラックストアーの後継者って感じのオーラが凄い!って感じたよ」

「私も、青山さんの奥さんからせいちゃんの話しも聞いてたけど、アメリカでは大学生でコンピューターの会社を起業したりしてたらしいわよ〜」

「大学生で社長〜。中学からアメリカだったんだよな? じゃあ英語もペラペラでその上コンピューターに強くて御曹司……その上極上のイケメンときたら女の子が寄ってくるはずだわな〜 あ!檸檬だってお母さんに似て美人で優しくて働き者だ!俺たち夫婦の自慢して娘だよな!母さん。」

「うん!そうよ。檸檬は自分の事普通だと思ってるけど、自慢じゃあないけど『檸檬は美人で可愛い』って他の人は思ってると思うわ。」
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