衝撃サイダーマン
「じゃあ星夜に聞くが、檸檬ちゃんの恋人役はきちんと受けるという事で大丈夫なんだな。
同居もするとなると星夜も誠心誠意 檸檬ちゃんを守ってあげて欲しい。」

「はい。親友の楓の妹である檸檬をその見合い相手から守りますし、見合い相手の件が解決しても本社へ2人で異動した後も檸檬には恋人役になってもらうつもりです。」

「星夜。マジで〜檸檬ちゃんを独り占めかよ〜」とニヤニヤ顔の副社長。

「私のせいで今日もイケメン全開になった補佐にアプローチしてきた女子社員がおりました。
私なんかが、補佐の恋人役が務まるのか不安ですがウチの家族も補佐のお役に立つならそうした方が良いと言ってまして……」

「パパ、檸檬ちゃんは本社に異動したら秘書課で守ってもらえるんでしょう?」

「ああ、俺の第3秘書とするし、仕事は星夜の補助的になると思う」

「じゃあ、変な女の子達から攻撃されたりしないわね!」

「ああ。秘書課は全員男性で、既婚者ばかりだし」

「良かったわね!檸檬ちゃん。おじさんばかりの秘書課だけど大丈夫?」

「私は一生懸命働くだけですから…」

「檸檬ちゃんっていい子だなぁ〜。オレの恋人役でも良いよ?」っとふざけた口調の副社長。

「コラ!北斗。檸檬ちゃんはストーカーになったお見合い相手に怯えているのにふざけたりしたらお母さんが承知しないわよ!」

「ごめん」と謝った副社長。
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