衝撃サイダーマン

引っ越しの荷物の搬入もおまかせパックで女性の作業員も3人も来てくれたので、衣類をクローゼットに片付けてくれたり、クローゼット用の収納ダンスも中身もそのまま設置箇所を確認して設置してくれたし、キッチン用品も私の指示通りに片付けてくれたのであっという間に終わった。

「テレビがある」と星夜さんは男性作業員がセッティングした後でテレビをつけていろんなチャンネルをリモコンで押していた。

「星夜。これからは檸檬ちゃんの婚約者として家事も手伝ってあげるのよ！」

「わかってるよ。
檸檬、風呂掃除はオレがやるし今日デパートへ行ったらロボット掃除機も買うからさ。」

「お掃除は週末なら私が…」

「そうね！月に一度は業者さんにお掃除してもらってもいいかもね！」とママさんが言うと

「イヤ、業者にまぎれてアイツが部屋へ入るとやばいからそれはしない」

「それもそうね〜。今日もマンションの前で鼻をかんでたわよ〜　体型はタヌキで顔つきはキツネっぽい感じだったわ」

「やっぱり畑山さんだ…」

「引っ越しも終わったし、母さんも一緒にデパート行くんだろ？」

「もちろん！外商部にも連絡済みよ！」

「ハハ。じゃあ檸檬、支度して行くぞ」

「はい」
と3人で地下の駐車場からデパートへ。