衝撃サイダーマン
檸檬の苦悩
デパートから青山家へ戻ったママさんと星夜、檸檬。

「あら、パパと北斗はまだのようね〜。今日は遅くなるかもしれないわね…」

「ああ、さっき兄貴からメール入ったからかなり遅くなると思うわ」

「じゃあ、私達だけでお寿司でも出前取ろうか?」

「檸檬、寿司でもいいか?」

「お寿司…ご馳走ですね…」

「檸檬は好き嫌いとかアレルギーはあるのか?」

「いいえ、ありません!何でも食べますよ。
星夜さんはありますか?」

「オレはウニが苦手かなぁ〜」

「そうね、ピーマンは大人になって食べれるようになったしね!」

「ピーマン…ククク」と檸檬が控えめに笑うと星夜がムキになって

「母さん!ピーマンって小学生の頃の話しだろ」と
言うと

「だって、中学から星夜はアメリカだったし…」とママさんは寂しそうに言った。

「アメリカでは婆ちゃんの手料理で克服したんだよ。」

「お婆ちゃまは私と違ってお料理上手だからね。」と言うと携帯から出前を注文したママさん。
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