世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「う、うん、ありがとう。私は結仁と2人で生きていくって決めたんだし、男の人には……もう頼らないから」


「そうだよ、双葉ちゃんには結仁がいるんだから。私も側にいるし、これからも仲良くしよ」


「……う、うん。本当にいつもありがとう。結仁も可愛いがってもらって……感謝してる」


「いいよいいよ、感謝なんて。これからもずっと一緒に暮らしてもいいんだからね。慌てないでいいから」


「ごめんね。返済ばかりに追われて、お金もなかなから貯まらなくて、いつも甘えてしまって」


「甘えていいんだって。本当だよ」


複雑そうな表情を浮かべ、双葉ちゃんはうなづいた。


暗い夜の道は、まるで「この先に明るい未来なんてない」と言わんばかりに、まだまだ続いている。誰も、自分の未来がどうなるかなんてわからない。


それでも、双葉だけが幸せになるなんて、私は絶対許さない。
許せるわけないんだから――
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