世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「いえいえ。私はここにはよく来てるので、大丈夫ですよ」


ニコッと笑う顔、以前と全然変わってない。いや、さらに素敵に思える。とにかく僕は、初めて会った時からずっと、この笑顔が大好きなんだ。


「……あれからスクールには行かれてないんですか?」


「はい……。実は、私、あの後すぐに妊娠がわかって。出産や子育てで、仕事もしてるので忙しくて」


「妊娠……? そ、そうだったんですか……」


あまりにも予想外の答えに、あからさまに表情が歪む。


「私はシングルマザーなんです。色々あって……。でも、今は子どもがいてくれるので幸せです。涼平先生は? お元気でしたか?」


まだ動揺が治まらないけど、双葉さんに質問されたことを答えるため、必死で冷静を装った。


「あ、相変わらずですよ。毎日スクールと家の往復で。あちこちから彼女を紹介したいと言ってもらえたんですけどね。困ってるんです、なかなか気持ちが前を向いてくれなくて」
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