世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「とにかく双葉のせいでこっちはかなりの負担がかかってるんだからね」
「……」
「お母さん、双葉ちゃん困ってるよ。もういいじゃない。お母さんは毎日パートで疲れてるんだよ。早く休んで」
もみじちゃんは優しい。周りを大事にして、言葉をかけている。それにひきかえ、私は、感謝してると言いながら、家族を大切に思えない心の醜い人間なんだ。
「本当にこの家で頼りになるのはもみじだけ。お父さんはテレビ見てるか新聞読んでるか、本当に役に立たないし」
「俺だって仕事してるんだ。お前はグチグチ言い過ぎる」
今日、初めておじさんの声を聞いた。
珍しくボソッと反論したけど、それ以上は言わずにまた黙ってしまった。そんなおじさんのことを、2人はあまり良く思ってないみたいで、一家の大黒柱という威厳は……どこにも見当たらなかった。
食事が終わり、部屋に戻ってベッドに腰掛けた。「はぁ……」と、勝手に深いため息が漏れ出す。
私は、変わらない日常に嫌気を感じながら、微妙な距離感を保って、おじさん、おばさん、そして、もみじちゃんと生活していた。
「……」
「お母さん、双葉ちゃん困ってるよ。もういいじゃない。お母さんは毎日パートで疲れてるんだよ。早く休んで」
もみじちゃんは優しい。周りを大事にして、言葉をかけている。それにひきかえ、私は、感謝してると言いながら、家族を大切に思えない心の醜い人間なんだ。
「本当にこの家で頼りになるのはもみじだけ。お父さんはテレビ見てるか新聞読んでるか、本当に役に立たないし」
「俺だって仕事してるんだ。お前はグチグチ言い過ぎる」
今日、初めておじさんの声を聞いた。
珍しくボソッと反論したけど、それ以上は言わずにまた黙ってしまった。そんなおじさんのことを、2人はあまり良く思ってないみたいで、一家の大黒柱という威厳は……どこにも見当たらなかった。
食事が終わり、部屋に戻ってベッドに腰掛けた。「はぁ……」と、勝手に深いため息が漏れ出す。
私は、変わらない日常に嫌気を感じながら、微妙な距離感を保って、おじさん、おばさん、そして、もみじちゃんと生活していた。