世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
私の中にあった大きな秘密。
今、ようやく理仁さんに打ち明けることができた。たとえ双葉に責められたとしても悔いはない。


「朱里ちゃんには感謝してる。俺は、必ず双葉を幸せにする。俺達の……子どもも一緒に」


「理仁さん……嬉しいです。その覚悟ができてるなら、私もお母さんも安心です。あのっ、双葉がいつもよく行く公園があるんですけど、そこに行けばきっと2人に会えると思いますよ」


理仁さんは笑顔でうなづいた。
その笑顔を見て確信した、これから双葉と結仁は必ず幸せになれるって。


理仁さんの双葉への想いは、たとえ遠く離れていても、ずっとずっと消えることはなかった。


まさに純愛――


何だか私も恋をしたくなってきた。
いつか、2人に負けないくらい素敵な恋ができる日を夢みて、今日からまた色んなことを頑張っていきたい。そんな清々しい思いが私の中に吹き込んできた。
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