一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
「「…………」」




2人は何で戦ってるの?



「やばーイケメン2人がかり美女取り合いしてるーめっちゃうけるww」


「ああーみんなの千代華ちゃんがー」



「朝日くんがんばー…勝ち目ないだろうけどさ」


そんな声が周りから聞こえてくる。



????


「あ、一応……虫除けしてこっか?」




「………?」


悩んでいるのも束の間。


ちゅっとリップ音が立てられたあと、
男女の叫び声が響く。



「……千代華に手だしたらどうなるか…
考えときなよ」


それだけ言い残して、先輩は自分のクラスへと向かった。




「お、おい、千代華?」


「………せ、、」「せ?」



「先輩のばかぁぁぁっ……!!!」



わたしはちょー絶に怒り今に至る。


「あの後、女子にどれだけ質問とやら……考えるだけで辛いですよ……」



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