一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
私はううっ…とうめき声をもらす。、


「ごめんて、でもあれで男が近寄んなくなるでしょ?」



「朝日くんと芝くんは声掛けてくれた…けど、」



「なんて?」



「朝日くんは、さっさと忘れろって言ってて、芝くんは頑張れー千代華ちゃんって言ってた。」



「ふーん……芝の方がよっぽどいい方だな」「朝日くんは「無理あいつ」





そ、即答と言うより、食い気味だよ……せんぱい………




「先輩っ……、今日はどうするんですか?」




「んー、俺の部屋ー」



わたしの髪をクルクル遊びながら、髪にキスをする。



「着いた。いこ。」



「きゃ……っ、」


急に持ち上げられて悲鳴をあげる。


「ごめんごめん。びっくりした?」





「こ、怖いんですよっ…これ、」



「怖がってるのもかわいーね」



くすくす笑ってる先輩は、私をちっちゃい子供をあやすように扱う。



むーー……



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