一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。

君と出会った夜 尚大side



尚大7歳




「ねぇ、何してるの。」


「……千代華の、」「…?あっ、自己紹介しないとな、俺は羽瀬来 尚大。羽瀬来グループの……まぁ、跡取りだ。」



「……俺は四月一日 湊。俺も、まぁ跡取り…だな。」


「四月一日…って、母さんたちが仲良い人の苗字だ!これから仲良くしようぜ!」



「…あぁ、」


初めて会った時の湊は、7歳とは思えない
……、同じ歳とは思えない、大人みたいな人だった。


全てが最初から完璧で、周りの大人は恐怖で遠ざけていたほどだった。

パーティで会ったうちで笑ったことは、
2回くらいしか無かった。他では一切笑わない。


なんて言うか、、壊れたロボットみたいだった。



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