一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
後ろでは悪魔がニヤリと笑いを浮かべた。

ふーーっ……
生暖かい風が耳にかかる。
「んひゃっ……!?っあ……ぅ」

「いー反応、もっとして欲しい?」
「や、やめ、てっ………」

目に涙が溜めながら抵抗する。

「かっわいー、ほんっっと、かわいいー」

抱きしめる手をグッと強くされる。
く、……くるしい…よっ、


あっ、、そうだ。
「お、お弁当食べましょうよっ……!!
時間無くなっちゃう………っ、」

「………ん、そっか。食べよー」
よ、良かったぁ……って……ん?
先輩のお腹のほうに回っている手は一切離されない。

こ、このままなのっ……?


いや、気にしない気にしない。
もう気にしたらもう終わりみたいなところあるもん……

私は気にしてないふりをして、お弁当を開けた。

「……わ、これ、千代華が作った?」
「え、えっと………はいそうです!」

「すごー……」
キラキラした目で私のお弁当を見る。
そんなに……?
お母さんにこれくらいはできるようにしとこうか!って言われてたから……

「ね、俺のと千代華の1個交換しない?」



「えっ、、あ、はい!!」



「やった。」
そう言ってお弁当を開けた先輩。

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