年上幼馴染の一途な執着愛
「日向?」

「ん。入っていい?」

「いいよ」


控えめに扉を開けた日向を招き入れ、ベッドに並んで座る。
ふわりと抱きしめられて、私も日向の背中に手を回した。
すると、日向が


「夕姫。さっき、おばさんたちに言った方が良かった?」


と不安そうに尋ねてきた。


「さっきって……日向にいい人ができたらーってやつ?」

「そう。夕姫と付き合ってますって言おうか悩んだ。けど、夕姫がどう思うかなって考えたら、勝手に言えないなと思ったから。夕姫に聞いてからにしようと思って」

「……私は、頃合いを見て言いたい、かな」

「そう?」

「うん。あんなこと言ってたけど、今は二人はお兄ちゃんのことでいっぱいいっぱいだと思うから、言うにしても落ち着いてからでいいかな。今まで両親に恋愛相談とかしたことないし、まして彼氏を紹介したこともないから恥ずかしい気持ちはあるけど……。でも私、もう日向以外の人は考えられないし、二人が心配してくれてるのも知ってるからちゃんと言いたいなと思う」


日向だからこそ、やっぱり家族には応援しててほしいと思う。


「夕姫……」

「でも日向が言いたくなかったらそれでもいいよ」

「言いたくないわけないだろ。俺も本気だってこと、今すぐ結婚したいくらい夕姫のことが好きだってこと、ちゃんと話したい。おじさんとおばさんには今までずっとお世話になってきたんだ。だからこそ、二人にはしっかり認めてもらいたいと思ってるよ」

「ありがとう日向」

「でもまぁ、確かに今言うと二人ともパニックになりそうだから、また日を改めて報告しようか」


頷くと、どちらからともなくキスをする。
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