年上幼馴染の一途な執着愛
「はやっ……」

「そうか? 男なんてこんなもんだろ」

「そうなの?」


笑いながらすぐに私を抱きしめた日向。
火照った身体が直に触れ合い、瞬間的に顔を真っ赤に染める。
日向はそのまま私の身体を回転させ、後ろから抱きしめるようにして自分の膝の上に座らせた。
お腹に回る左手が、隙を見て私の胸に伸びてきてはいやらしく触ってくる。


「ん……」

「なに、可愛い声出して。触られるの待ってた?」

「待ってなんか……ちょ、日向」

「ん?」


胸を触りながら、反対の右手が下に伸びていって私の足の間に入り込む。
たまらず日向の方を向くと、待ってましたとばかりに唇が重なった。

そのまま、お風呂で甘い時間を過ごしたかと思うと、まだ足りないとばかりにベッドに連れて行かれる。

身体をタオルで拭くこともしなかったから、ベッドの上が濡れてしまうのに。

「あとで乾燥機かけるから」

と、拭いている時間すら惜しいとばかりに私を求めてくれる。

そんな日向の熱い視線と共に降り注ぐキスに、私は身を預けるのだった。
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