年上幼馴染の一途な執着愛
「ユウ、体調は大丈夫か?」

「うん、大丈夫。美春さんは?」

「美春はまだちょっとつわりがあってな……。時間までちょっと休んでるって」

「そっか、大丈夫かな……」

「もしなんかあったら俺もすぐ行くし、お前らは安心して自分のことだけ考えてろ。今日の主役はお前らなんだから」

「ありがとうお兄ちゃん」


美春さんも妊娠しており、私たちの子どもは同級生の従兄弟同士になる予定だ。
私は今妊娠五ヶ月で、美春さんが四ヶ月。
産まれてくるのが今からすごく楽しみだ。

今日の式は私のお腹に負担がかからないように挙式だけを予定している。
親族のみで挙式を行い、そのままレストランで食事を楽しむ予定だ。
お兄ちゃんにも相談したところ、美春さんはつわりもあるためありがたいと言ってくれて決定した。

会場に向かうお兄ちゃんを見送り、私は日向と向かい合う。


「……夕姫、綺麗だよ」

「ありがとう。日向もかっこいいよ。タキシード、似合ってる」

「ありがとう」


今日のために妊娠中でも着れるウェディングドレスを用意しておいてよかった。

日向と二人、一生忘れられない思い出がまた一つ増えるだろう。


「夕姫」

「ん?」

「俺と結婚してくれてありがとう。あの日俺と出会ってくれてありがとう。俺を好きになってくれてありがとう。今、俺は世界一の幸せ者だ」

「それを言うなら私の方だよ。あの日私を見つけてくれてありがとう。守ってくれてありがとう。ずっと一途に思い続けてくれてありがとう。私の気持ちを受け止めてくれてありがとう。……これからも、よろしくね」

「あぁ。お腹の子と一緒に一生をかけて幸せにするよ」

「日向……ありがとう」

これからも、一つ一つ大切な思い出を積み重ねていこう。
これからは二人でじゃなくて、三人で。
たくさんの幸せで溢れるように。

「夕姫、愛してるよ」

「私も。日向を愛してる」


End.
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